MoMAが選ぶグッドデザインを17年間見つめてきました。その間SNSの普及とスマホは生活を一変させ、それに伴い選ばれる商品も、店舗の作り方も大きく変わりかつてないほどテック系アイテムが重要なカテゴリーになっていきました。一方、時代を経ても変わらない不朽の名作やアナログ時代を懐かしむ傾向も存在します。では何がグッドデザインなのか。つまるところ、MoMAは「グッドデザインとは、それがあることで使う人の生活が豊かで元気になるもの」としています。私も同じ意見です。応募者の多くの方はデジタル世代で、自分にあった情報をスマホで瞬時にかぎ分けて生活をしています。今回のテーマは「ひとめぼれ」。あふれる膨大な情報の渦の中で、今度はあなたが、”知らない誰かの心を一瞬で掴めるか否か”です。小さく纏めず、夢はデカく、人類愛に満ちた心と視点とユニークな発想で、おもわず”WOW!”となるアイディアが生まれることを期待しています。