デザイナーインタビュー:占部紗也香さん

第1回目の飯塚さんに引き続き、第2回目は2012年のMAUコンペで商品化となった
「TETRA」のデザイナー、占部さんにMAUコンペ事務局スタッフがインタビューをおこないました。

占部さんは2013年に武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科 陶磁専攻を卒業し、
大学4年生の時にコンペに参加してくれました。

 

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MAUコンペに参加した理由を教えてください。

 

占部さん:私が参加させていただいたのは第1回目のMAUコンペでした。
教授の小松誠先生のすすめがあり、同じ工房の数名とそれぞれ参加しました。

 

事務局スタッフ:そうですね。第1回目のコンペは武蔵野美術大学の産学連携コンペとして開催し、武蔵野美術大学に在籍している学生のみが対象でした。
現在は幅を広げて、美術大学や専門学校、デザインを勉強している学校に在籍・卒業3年以内の方を対象にしております。

 

 

TETRAを思いついたきっかけをお聞かせください。

 

占部さん:TETRAは「こういう花器があったら面白い!」というひらめきから生まれたデザインです。
花器を連想させるような既存のイメージを排除し、使い手に生け方を自由に想像させるような新しい形の花器になっています。
小さいので、無理なく身近に植物を取り入れる事ができるのも魅力であると思います。

 

事務局スタッフ:テトラポットのように複数かさねて飾っておいてもかわいらしいですよね。

 

 

実際に自分のアイデアが商品化して感じたこと・変わったことなどはありますか?

 

占部さん:まずは、自分の頭の中でイメージでしか無かったものが形になって、生産されていく驚きと喜びに圧倒されました。
今でも街の中で商品として並んでいるのを見ると、信じられないような不思議な気持ちになります。とても良い経験をさせていただいております。

 

事務局スタッフ:テトラの場合は原型を占部さんの手で作ってもらったため、素朴な形の味わいがそのまま残っているんですよね。アートでありプロダクトでもある、そんな魅力が購入した方に伝わっていると思います。

 

 

MAUコンペに参加する方々へ一言!

 

占部さん:このコンペで様々な経験や人との出会いをいただきました。
どうぞフットワーク軽く、挑戦してみて下さい。
“もしかしたら”が現実に変わる可能性を秘めています。

 

事務局スタッフ:学校の中だけでなく、社会にでることでプロのデザイナーやものづくりの現場のことを知れて、コンペを通じて様々な出会いがあると思います。
まずは行動してみることが大切かもしれませんね。


占部さん、インタビューにお答え頂き、ありがとうございました!

次回は6/27を予定しております。

 

 

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占部 紗也香(Sayaka Urabe)

1990年生まれ。
2013年 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科 陶磁専攻卒業。
現在は共同アトリエにて造形物や器の制作を行う。

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TETRA 

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